ホースセラピーの効果
ボナンザライディングクラブ
心理的効果
ホースセラピーは、障がいのある子どもだけでなく、心に不安がある児童にも非常に効果的で、不登校で学校に行けない子や引きこもりがちな子の治療法としても効果を上げています。日本は遅れをとっていますが、ヨーロッパではポピュラーな治療方法として、健康保険が適用されている程です。
人よりも大きな動物である馬に乗ることで「自分に自信を持つことが出来ない」というお子様でも「自分よりも大きな馬に乗って操作する、思うように動かすことが出来るようになっていく」ことで自然と自信を持つことができるようになります。
また、馬の体温は人よりも1度高く、抱きつくと温かさを感じます。馬と触れ合い、馬の温もりを感じることで「心の安らぎ」が生まれ、癒しとなります。馬が、日頃の孤独感やストレスを軽減してくれるのです。
身体的効果
ホースセラピーは身体が不自由な方向けの療法として効果が期待されている分野です。弊社代表の経験でも「この先自分の力だけで歩くことは不可能」と言われていた車椅子生活の児童が、馬に乗り、補助されながら馬と並んで歩くことを続け、杖を使って歩くことが出来るようになったことを目の当たりにしました。
乗馬は単に馬に乗っているだけのように見えますが、実はかなりの運動効果があるのです。
乗馬中は無意識にバランスを取ろうとするので、腹筋や背筋を中心に太ももやふくらはぎ、腕などから、体幹へアプローチします。
馬が歩くときのリズムの良い振動が脳を刺激し、身体をマッサージするという効果が身体の不自由な子や、じっとしていられない子にも有効なのです。
また、足や膝などにも負担をかけずに運動することができる上に、乗馬は有酸素運動なので身体の不自由な方だけでなく、上達していくとダイエット効果もあります。
期待される効果


孤独感や落ち込みの解消
抑うつは多くの場合、仲間からの拒絶や孤立に起因すると言われています。無条件に受け入れてくれる馬と触れ合うことで、他者とのポジティブな関わりに踏み出す気持ちが生まれ、結果的に抑うつや孤立感が改善されます。


自尊心を育てる
新しいことへの挑戦やそのための努力をすることで、自信を高めることができます。自然の中で、競争的ではない、評価の伴わない療育に取り組むことで、自信や自尊心が向上し、また新しいことにチャレンジする力が育まれます。


自己効力感の向上
目標が明確な活動における成功体験は、率先力や課題解決力を養い、自己効力感を向上させます。「やった!」という気持ちが、無力感に取って代わり、様々な物事に前向きに取り組む力を与えます。


「自分」という存在を受け入れる
馬とスタッフが作り出す場で過ごすことで、次第に「自分は受け入れられている」と実感するようになります。やがて馬との間に絆とも呼べる関係性が生まれ、自己認識やアイデンティティも肯定的なものへと変化していきます。
馬と関わり始めたばかりの時は「何か恥ずかしい失敗をしてしまうのではないか」という不安を抱きます。しかしすぐに、馬との関わり方は人それぞれだと学び、他者と自分を比較することをやめて自分の内側に生まれる心地よさに焦点を当てるようになり、失敗への不安は軽減され、「自分」という存在を受け入れることができるようになっていきます。


新たな視点と与える喜びの獲得
自分の好きな馬と、思いやりの関係を築いていくことで、学校や家庭以外での、愛着のある「居場所」ができます。馬の世話を通して、与えること、育てること、つながることを学び、葛藤や自虐的な考え、否定的な感情、くり返し沸き起こる不安を脇に置いて、安全で思いやりのある関わり合いに注意を向けることができるようになるのです。






